車には寒冷地仕様があるように、ケーブルにも寒冷地仕様の製品があることをご存知でしょうか。最低気温がマイナスを下回る地域、氷点下の気温の中では例えそれが金属でも亀裂が入ることがある過酷な条件ですからゴム製の被覆を持つケーブルはひとたまりもありません。氷点下になってもゴムはそのままの状態を維持することはできるのですが、朝の段階で氷点下でも日中太陽の光が当たると収縮したものは膨張するようになる、これを繰り返している内に劣化が生じてしまいます。ゴムが劣化するとどのようになるのか、輪ゴムを例に考えると良くわかるのではないでしょうか。

購入したりお店で輪ゴムを貰ったときには強く引っ張っても切れることはありません。しかし、劣化が進むとちょっと引っ張っただけでも切れてしまうなど輪ゴムとしての機能がなくなります。ケーブルは引っ張ったりすることはないけれども、寒冷地などで使うときには寒さに強い素材で作られているものを利用することが大切です。輪ゴムが劣化するとボロボロの状態になるのと同じで、寒さによりケーブルの表面は崩れやすくなる、移動するなどで手に持っただけでも表面の被覆がボロボロになることもあるなど、劣化が見られたときには早めに新品と交換することが大切です。

特に、太陽光発電システムを家の屋根に導入されている場合は、自分たちではめったに屋根に上がることがないなどからも業者に点検を依頼して劣化の可否を確認しておくと良いでしょう。

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