銘板を屋外に設置したい場合は、耐候性を考慮して素材を選定することが非常に大切です。耐候性とは、屋外で建築材料を使用する場合の耐久性を意味し、太陽光・風雨・温度変化等に対して劣化や変質を生じにくい性質のことをいいます。ですから、その性能が高ければ高いほど耐久性が増加します。屋外には直射日光が降り注ぎ、雨が降ったり風が吹いたり、強烈な紫外線が存在したりします。

これらが複合的に作用し劣化が急速に進むので、銘板の素材が金属であれ樹脂であれ、耐候性を考慮に入れることが大事です。屋外での影響を念頭に入れないで銘板を設置すれば短い期間で腐食が生じ、色あせてくたびれた感じに見えるので注意が必要です。優れた耐候性を備えた銘板であれば、紫外線を浴びても風雨にさらされても、20年ぐらいは持つでしょう。製品によって寿命はそれぞれですが、通常は最低でも10年以上使用できると思います。

金属の場合は特に雨が問題となるので、雨に濡れても腐食が生じにくい強い耐久性が求められます。また、一般的にインクは紫外線に強くないので、耐久性にすぐれたものを使用するか、塗装で対応するようにしましょう。樹脂の場合、紫外線の影響が一番重要になってきます。樹脂は水分に対しては耐久性が高いのですが、熱や紫外線に対しては弱く、劣化が進む一番の原因となりますので、十分注意が必要となります。

一般的に言って屋外向けの銘板というのは、こうした影響を考慮に入れて作られているので、そう簡単に劣化することはまずないと思います。どういうものを選んだらよいのか迷う場合は、屋外で使用できるかどうかを確認してから購入しましょう。

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