lanケーブル選びでは、帯域も通信速度と同じくらいに製品選びでは重要です。

lanケーブルにおける帯域とは、データの送受信を行う際に使われる周波数の幅の広さをあらわすもので、最大値と最小値の差であらわされます。帯域が広いlanケーブルはノイズの影響を受けにくく、安定して高速の通信を行うことができます。通信ケーブルの種類分けの仕方の一つに規格が挙げられますが、周波数帯の広さについても規格ごとに異なります。

近年広く普及している規格だと、カテゴリー5および5eだと理論上の最大速度が1Gbpsで周波数帯の幅は100MHz程度ですが、カテゴリー6だと最大速度は同じですが周波数帯の幅が250MHzと広くなっており、カテゴリー6のケーブルの方がたくさんのデータを安定して送受信することができます。また、カテゴリー6e以降の規格は最大速度が10Gbpsとなりましたが、周波数帯の幅は6eが500MHzなのに対して、カテゴリー7は600MHz、カテゴリー7eだと1000MHzにまで広められています。最大の通信速度が同じ10Gbpsのケーブルでも、規格が新しくなるにつれて伝送域が広くなっており、大量のデータ通信にも耐えられるようにつくられていることがわかります。2020年現在で最新の規格であるカテゴリー8はさらに向上しており、最大通信速度は40Gbps、伝送域はカテゴリー7eの2倍の2000MHzとなっています。

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