lanケーブルの違いをあらわすものの一つにカテゴリーと呼ばれるものがあり、選択するカテゴリーによって通信速度などが変わります。

しかし、lanケーブルの違いはそれ以外にもあり、同じカテゴリーであっても種類によって性能が変わってきます。カテゴリー以外のlanケーブルの違いとしてまず挙げられるのは、内部のアルミ箔の有無です。カテゴリー6までの製品では多くが芯線のみが内部に入っているUTPと呼ばれる方式が、カテゴリー7以降の製品とカテゴリー6の一部製品では芯線をアルミ箔で覆っているSTPという方式が採用されています。アルミ箔による保護にはノイズを低減させる効果があり、一般的にSTPケーブルの方がUTPケーブルより価格は高めです。

ただし、家庭や事業所でネットワークを構築する目的であれば、比較的安いUTPケーブルでも十分に対応できます。芯線の構築のされ方にも、1つの芯線に銅線が1本だけの単線と、複数の銅線で構成されているより線の2種類があります。通信の安定性に優れているのは単線ですが、持ち運びや配線の面で扱いやすいのはより線です。どちらになっているのかは外見では全く確認することができないので、スペックは必ず見ておきましょう。lanケーブルの外見の違いには、主にスタンダード、フラット、極細の3種類があります。フラットは厚さが1ミリ程度で、極細は太さがスタンダードの半分程度となっており、どちらも狭い場所への配線や持ち運びなどに良いですが、通信の安定性はスタンダードより劣ります。積極的にそうしなければならない理由がないのであれば、スタンダードのケーブルを選びましょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *