lanケーブルの単線タイプというのは、太めの銅線が使われているものを指し、細い銅線をより合わせたヨリ線タイプと区別されています。
このタイプのものには、メリットもあればデメリットもあるので、購入する際はその特徴をよく知っておくことが必要です。まず単線タイプのlanケーブルのメリットとしては、「ノイズの影響を受けにくい」ということが挙げられます。ケーブルは電磁ノイズの影響を受けることがあるのですが、こうしたノイズの影響を受けると、通信速度が落ちたり、通信の安定性が損なわれてしまう場合があるのです。
しかしこのタイプのケーブルは、ヨリ線タイプよりもノイズに強いと言われています。ですので、株取引やオンラインゲーム、動画のストリーミングといった、通信の安定性をより重視したい場合に向いていると言えるでしょう。またlanケーブルというのは、長くなるほどノイズの影響を受けやすくなると言われているので、10m以上といった比較的長いものを使う場合は、単線を選んだほうがよいと言われています。一方のデメリットとしては、「固いので曲げにくく扱いにくい」ということが挙げられます。このタイプは、太い銅線が使われているので曲げにくいですし、スッキリとした配線がしにくいというのが欠点です。そのため、ケーブルの扱いやすさを重視したい場合はヨリ線タイプのほうがよいですし、5m以下のものであれば、ヨリ線でもそれほどノイズの影響を受けないと言われています。