2000年初頭に日本国内でブロードバンド環境が整備されて、インターネットが家庭や会社・学校などに普及しました。
当時の通信回線はADSLで、最大通信速度が10Mbpsしかありませんでした。ところが昨今では光回線が主流となっており、その通信速度は日進月歩で高速化しています。2020年4月時点で最大上り速度が50Gbpsとなっており、2時間の映画であれば僅か30秒でダウンロード出来てしまうほどです。通信回線が高速化することで、通信機器もさらにグレードアップされたものが登場しています。
情報端末をインターネットに接続するのに必要不可欠なlanケーブルに至っては、10Gbpsまでの光回線であればADSL回線のものを使用することも可能でした。しかし50Gbpsには対応することが出来ず、新たに「HiFi-lanケーブル」という新規格の製品が開発されるに至っています。「HiFi-lanケーブル」の主な仕様は内部のグラスファイバーが5本になり、より光の乱反射率を高めているという点です。
通常のケーブルはグラスファイバーが3本しかなく、1秒間に約2.5Ahの音速通信となっています。ところが新規格の「HiFi-lanケーブル」であれば1秒間に20Ahという超高速通信が可能で、インターネットを利用中に起こりやすかったタイムラグをほぼ解消できます。オンラインゲームや動画視聴をする場合には50Gbpsの高速通信なら、より快適にネットライフを満喫できるでしょう。